2023 09/01

運動時の発汗と体温調節

身体は恒常性(ホメオスタシス)という機能を備えており、様々な環境に対応するため生理的反応を起こします。例えば、低温度環境下では体温が下がらないように反応が起こります。皮膚に近い毛細血管が収縮し、筋肉が震えて熱を産生します。これを産熱と呼びます。一方で、高温度環境下では、体温が上昇し過ぎないように熱を逃がす放熱が行われます。

特に運動時は、体内のグリコーゲンや脂肪がATPへ分解され、エネルギーとして燃焼されます。この過程で発生する熱により体温が上昇します。そのため、身体は異常な体温上昇を防ぐために放熱の作用を促します。放熱の主なシステムは、筋肉で生じた熱を汗を通じて逃がすことです。重要なのは、運動時の筋肉が安静時に比べて約20倍もの熱を発生する点です。汗は水分とミネラルで構成され、皮膚から排出されます。水は空気の25倍のスピードで温度を奪うため、汗の蒸発は体温を下げる効果があります。体温調節には蒸発の他、伝導や放射も関与します。

人体が放熱を行う理由は、体温が41℃に達すると細胞が破壊され、42℃ではタンパク質が変性するためです。体温が高くなると生命に危険が及ぶため、適切な体温調節が必要です。

発汗により体内の水分が失われると、体重の約2%相当の水分喪失で渇きやパフォーマンスの低下が生じます。激しい運動中には1時間で最大約1.5リットルの水分が失われることがあります。補給された水分は約9~18分で汗として排出されるため、運動中の水分補給は重要です。練習中は15~20分ごとに200~300mlの水分補給が推奨されます。また、長時間の運動、例えば25kmのオープンウォータースイミングや4時間以上のサイクルレースでは、ミネラルの補給も重要です。ただし、水泳の練習時間が2~3時間程度であれば、運動後の補給でも対応可能です。

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